知っている人も多いと思います。
最も有名なツボです。
全身の強壮穴で胃腸などの消化器系によく使われるツボです。
松尾芭蕉の奥の細道にも出てくる昔旅をする人はこの三里に灸をしていたそうです。
足の疲れやむくみにも効果があります。
また、この三里の灸で長生きをしたという話もあります。
この足三里は胃に属したツボで特に消化器系によく効くツボです。
胃腸炎、胃痙攣、胃・十二指腸潰瘍、胃下垂、消化不良、小児拒食症などです。
ここを刺激することで、胃の動きがよくなったり、腸間膜動脈の血流がよくなったことが確認されています。
おもしろいですよね。
このほかに中風(脳梗塞など)予防に効いたり、自律神経の安定に作用します。
・ツボの場所
お皿の下の外側の凹んだところが「とくび」というツボです。
このツボから、足のほうへ指4本分のところです。
・刺激方法
家庭で簡単に行える刺激方法は指圧と温灸です。
まず、指圧ですが、痛気持ちいいぐらいの力で、20~40回程度指圧する。
温灸はドラッグストアなどで売っている「せんねん灸」などを3回程度する。
感じ方は人によって違いますので、熱さと回数は調整してください。個人差はありますが、4回以上同じ場所に行うと水ぶくれなどができることがありますので、注意してください。
回数をする場合は少しずらすとよいです。
熱がしっかり感じるのを目安にしていただくとよいと思います。