はりのすけブログ

姿勢が悪いと悩んでいる人も多くいると思います。
でも、正しい姿勢にしようと心がけても、その正しい姿勢がしんどくてなかなか続かないと言った経験はありませんか?

姿勢が悪くなるのは、内臓の調子が悪い

正しい姿勢なのになぜしんどいのか?
本来なら、正しい姿勢=楽な姿勢となるべきなのに、そうはならないのは、なぜか?
そして、正しい姿勢を意識しても姿勢は良くならないのは、なぜか?
それは、姿勢が悪いからではなく、内臓の調子が悪いからです。
この内臓の調子が改善されないといくら正しい姿勢を心がけても上手くいきません。

脾と腎が悪い

東洋医学では、姿勢が良くならない人は、多くの場合、脾と腎が悪いです。
脾と腎が悪いと、背中が丸い状態が楽になり、良い姿勢がしんどくなるのです。

脾は胃腸の調子に関わります。
腎は原気(元気)を貯蔵しており、全身を潤します。

脾の調子が悪いと背中が張る

脾の働きが悪くなると背中が張ってきます。
背中が張ってくると背筋を伸ばすのがしんどくなります。
甘いものを食べ過ぎたり、暴飲暴食、食べ物の質が悪いと脾を傷めます。
また、間食をすると、常に胃腸が働いている状態になり、よくありません。
胃腸を休めてあげましょう。
空腹をしっかり感じてから、食べるのが良いです。

胃腸の調子が悪いときは、プチ断食も効果的です。

原気(元気)が無くなると丹田に力が無くなる

腎は原気(元気)をおへその下の下腹部、丹田(たんでん)に貯蔵しています。
原気は体のエネルギーのことです。
この原気が無くなると丹田に力が無くなり、守るように姿勢が丸まっていきます。
ストレスや仕事が忙しい、寝れないなど、疲労が貯まっていくとエネルギー不足になります。
また、脾も悪くなるとエネルギーを取り込みにくくなるため、さらにエネルギー不足になっていきます。

原因を取り除き、養生することが重要です

原因は、食生活やストレスなど身近なところにあります。
少しずつでも、原因を取り除いていきましょう。
そうすれば、体は少しずつ答えてくれるはずです。

鍼灸は体の調子を整える

でも、一度、しんどくなるとなかなかそれから抜け出せない。
そんなときに是非、鍼灸を上手く使って貰えたらと思います。
鍼灸は、体の調子を整えるのに非常に有効な手段です。
体を刺激をすることで、胃腸の調子を整え、めぐりを良くします。

結果として、脾と腎が良くなり、姿勢が良くなっていきます。
もちろん、鍼灸は体に薬などを入れるわけではありません。
体に刺激を与えて、体が治そうとする力の手助けをしているです。
体を治しているのは、自分自身であることを忘れないようにしてください。

体の調子を整えて、きれいでカッコいい姿勢をめざしましょう!!